生産現場から工場長に、
自然豊かな村で地元に愛される工場へ
岸本 大輔
大宜味工場 工場長
大宜味工場について教えてください
大宜味工場は、沖縄県北部の人口3,000人ほどの小さな村にある加工工場です。
沖縄県北部は、2021年に世界自然遺産にも登録された自然豊かな地域で、自然の栄養をたっぷり吸収して育ったシークワーサーの加工を主に行っています。
シークワーサー以外にも、パイン・マンゴー・タンカンなど南国フルーツを使いジュースや冷凍フルーツを生産し、沖縄県の魅力を伝えていく仕事をしています。
工場長という立場になったいま、意識していることを教えてください。
以前は、生産現場での業務をメインに行っていましたが、工場長に就任してからはより全体を見て年間のスケジュールを管理しています。
特に意識していることは、他のメンバーと違う視点で管理していくということです。
現場からの意見を聞いて、どう変えていきたいかを一緒に考えながらも、変えたことでの安全性・効率性・費用面を意識して、最適な方法を決めています。また、常に先の予定を見通して段取りを立て、農家さんとのヒヤリングを行い、農産物の仕入を計画通りにできるように調整を繰り返して行い、一番良い方法を日々考えながら仕事に取り組むようにしています。
大宜味村でとれる農産物の魅力を教えてください
大宜味村は、シークワーサーの村と呼ばれるくらいシークワーサーの一大産地です。シークワーサーはほぼ沖縄にしかない果実で、酸味が強く特有の香りをもつ柑橘で近年では、認知症予防に効果が期待されているノビレチンが多く含まれ、他にもクエン酸も多く、疲労回復、頻尿、リラックス効果があるスーパーフードです。
長寿の村としても有名な大宜味村は、65歳以上の元気なオジーとオバーが現役でシークワーサーの栽培をしており、地元では雄の代わりとして、いろいろな料理にも使われています。
今後の大宜味工場の展望を教えてください
働きがいのある職場、地元から信頼される企業、「大宜味村にケレス沖縄あり」と言われる工場を目指していきます。
そのためには、これからも常に挑戦する気持ちを持ち、地元に貢献できる大宜味工場を創っていきたいと思います。
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