循環型6次産業化モデル
六次産業化とは、農林漁業者(1次産業)が地域資源を有効活用して、製造・加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)など、複数の事業を総合的に推進する取り組みです。六次産業化に取り組むメリットとしては、所得向上や経営の安定化、新規雇用の創出です。やえやまファームは、6次産業化に取り組みながら、かつその過程の中で無駄なもので可能な限り出さないように有効活用するリサイクル・リユースなどの考え方を取り入れる“ファームの外から何も持ち込まない、何も捨てない”というサステナブルな「循環型6次産業化」を目指しています。
ファームの外から何も持ち込まない、何も捨てない
やえやまファームでは、未利用資源を可能な限り有効活用しています。
自社のパイナップル加工場から発生するパイナップルジュースの搾りかすを自社で育てる養豚に活用。更に豚から出る糞尿を、牧草地に肥料として使用し、良質な牧草を餌に黒毛和牛を育てています。そして黒毛和牛から出る糞は発酵させてパイナップルの肥料に活用しています。自社内循環に留まらず、石垣島で大量に発生する泡盛メーカーの泡盛しぼりかす、廃棄塩、サトウキビの搾りかすなども活用し、地域全体での循環型農業を実践を目指しています。
環境負荷を可能な限り減らした農業畜産への取り組み
食を支える農業や畜産業は人類にとって欠かせない産業です。一方、少なからずその過程において、自然環境にインパクトを与えています。
やえやまファームは、そのことに目を背けずに、可能な限り農業畜産の営みの中で環境負荷を少なくする取り組みを実践しています。
農業では日本で非常に希少なオーガニックパイナップルを育てています。化学肥料や農薬が使えない有機栽培は非常に手間がかかりますが、肥料や農薬の海洋流出や土壌の多様性の維持などを考えて出した答えが有機パイナップルへの挑戦です。また、地域で出る泡盛かすを牛の飼料に与えることで、牛の呼気中のメタンガスを減らす取り組みなどチャレンジしています。
6次産業の循環は、やがて未来の社会が良くなる循環へ
私たちが取り組む循環型6次産業化は、未来社会を良くする循環につながるという信念を持って事業を進めています。
100年後の健康を良くする
安心安全な食を安定的に供給することで、未来の人々の健康を作ります。
地球環境を良くする
農薬・化学肥料の海洋生態系への影響や畜産事業の牛の呼気中のメタンガスの放出などを可能な限り減らし、地球環境へ良い畜産・農業を実践します。
地域社会を良くする
環境を配慮した循環型6次産業モデルを確率し、地域の仲間と広げることにより、地域の一次産業の収益が上がり、魅力的な人が集い、良い地域になることにチャレンジしていきます。
やえやまファームコーポレートスローガン