肉の王様、牛。ほんとうに豚はその座を狙うことができないのだろうか。
あきらめるどころか、いつしか、狙うことすら忘れてしまっていないだろうか。
とろけるような脂のあまさ。脂を食べる豚とも称される琉球在来種アグー豚を、もっと旨く、もっとヘルシーに育てたら、牛を超える豚になるかもしれない。万年二位の豚の地位を上げることができるかもしれない。
そう想い、願い、石垣島で循環型農業に取り組む私たち、やえやまファームが育てているのは「南ぬ豚」。
沖縄の方言で南の島の豚を意味し、「ぱいぬぶた」と呼びます
最大の特徴は、「南ぬ豚」を育てる飼料にあります。
石垣島産パイナップルを搾汁した後の新鮮な搾り粕を発酵させてつくる飼料は、やえやまファーム独自のもの。
このパイナップルが「南ぬ豚」の稀有なやわらかい肉質と旨さをつくっています。
一頭一頭丁寧に育てているため多くを出荷することはできませんが、ぜひ実際に食していただきたい。
きっと「豚」の概念が変わることでしょう。そして「脂」の概念も変わることでしょう。
「この肉は、ほんとうに豚?」と、食していただいた方から言われることの多い「南ぬ豚」。
血液をサラサラに・悪玉(LDL)コレステロールを減少・動脈硬化や心筋梗塞を予防、など健康にも良いとされるオレイン酸を、一般的な豚のなんと2倍以上も含みます。さらに、糖質をエネルギーに代謝する役割のあるビタミンB1は、一般的な豚の約1.4倍も。
肉質と旨さだけでなく、そのヘルシーさも群を抜いている。これも、パイナップルの成せる業です。
そして、何より特筆すべきは、極上の脂の旨さ。
一般的な豚よりも脂の融点が低いため、口に入れた瞬間に旨みがとろけて、広がる。だから旨い!肉質がやわらかく、肉汁も多くてジューシー。かつ、クセのない香り。だから旨い!この豚が「とろけるような脂のあまさがありながらも、健康的で、胃もたれしにくい。いくらでも食べられる!」と評される所以。
私たち、やえやまファームの挑戦。「豚の概念を変える、牛を超えるような豚」を。「豚の概念を変えろ。」に込めた熱い想いです。
私たちの挑戦はこれからも続きます。
アグー豚とは古くから沖縄で育てられてきた沖縄在来種の豚です。近代化に伴い飼育数が激減し、一時は絶滅の危機にありました。アグー豚の原種の飼育頭数はわずか400頭強。とても希少な豚で、1回の分娩数も平均で4頭と著しく少ないため、幻の豚となっています。やえやまファームでは南ぬ豚(アグー豚F1種)の父豚となるアグー豚は耳標のついた純血アグーを使って飼育をしています。
02-飼料
やえやまファームは、希少な石垣島産パイナップルを自社栽培または農家さんから仕入れながら、自社工場内で搾汁し、石垣島産100%パイナップルジュースを製造しています。その工程で発生するパイナップルの絞り粕などを混ぜた自社オリジナルの発酵飼料を与えて、健康で旨みたっぷりの肉質を持つ、南ぬ豚を育ています。
03-育て方
南ぬ豚はやえやまファームで愛情たっぷりに育てられています。その数年約800頭を一般的な豚舎と比べるとかなり少ない数です。牧場では、南ぬ豚を一頭一頭観察し、給餌や体調管理を行います。その様子はまるで親が我が子のお世話をするようです。愛情たっぷりで、常に健康な状態でいられるからこそ美味しいお肉が出来上がるのです。
南ぬ豚は旨味成分が多く、柔らかい食味が特徴です。また、豚独特の臭みも少なく臭みが苦手な方にも喜んでいただいています。
南ぬ豚の最大の特徴は、霜降り脂。脂肪には甘みや旨みの成分が豊富に含まれています。ぜひ、アグー豚の脂の旨みをお楽しみください。
栄養豊富
疲労回復に良いとされるビタミンB1が一般の豚と比べて南ぬ豚(アグー豚)は約1.4倍! 鉄分が多く、美味しくかつヘルシーのお肉を楽しんで頂けます。
※ロース肉・もも肉について分析
一般豚:日本食品標準成分表2015年版
南ぬ豚:(財)日本食品分析センター第15050141001及び1002号
沖縄石垣島を中心に私たち、農業生産法人やえやまファームは有機農業や環境配慮型畜産など環境に可能な限りインパクトを与えない農業畜産へチャレンジをしています。
例えば畜産で大量に発生する牛や豚の糞尿を発酵させ、堆肥を農場に使うことで、栄養たっぷりなパイナップルが育ちます。そして、育ったパイナップルをジュースとして加工する際に、廃棄される搾りかすを発酵させ、豚に飼料として与えることにより腸内の菌を整え肉質がよく、健康な豚が育ちます。
このようにして、“ファームの外から何も持ち込まない、何も捨てない”という循環型6次産業化を目指しています。
商品ラインナップ
南ぬ豚 取り扱い店マップ (順次追加中)
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